3日坊主の実践日記

人に見られてやる気を出す (25歳/女/営業職)

赤ちゃんは聞くと見るを同時に処理できない。【0から4才までの語りかけ育児】

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■読んだきっかけ
育児書のおすすめで出てきた。


■20文字 まとめ
子供の言語の発達には自分の興味に対する実況が大事


■気になったところ
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語りかけ育児の原則・ 方法
・1日30分 (授乳やおむつの 時間、子供が遊んでいる時間でも)
・2人 っきりになる (おとなどうしのおしゃべりは×)
・口の様子を見せてあげる。
・ゆっくりした少し大きい 声で
・テストにあたる質問、発音を強制するような会話は×
・指示も絶対だめ
・子供の興味に会わせた語りかけ
 実況、赤ちゃんの気持ちの予測
・短い文、繰り返し(3文、一文3単語  まで)
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 0 ~5ヶ月
○発達
・目でおうー横の動き>縦の動き
・3ヶ月 怒っているかわかる
     ことばと意味がつながる
・5ヶ月 人見知りする
     目と耳を同時に使えない  → ものを調べ終わってからでないと、話を聞けない。
・雑音と人の声を聞き分けることができない
・注意を続けるように強制することが注意を一番妨げる。


○語りかけ
・返事の時間、情報を処理する 時間をとってあげる。
・赤ちゃんの反復が大事
あーあー → あーあーあー
うー→うーうー
で一個増やして返すのが良い
・ 大人の音をまねさせる必要はない(これからもずっと)
・返事は期待しない


6 ~9ヶ月
○発達
・引き続き目と耳は同時に使えない。
・絵と実物と結びつけられる。
・20個くらいなら意味がわかる
・絵本を見せてもなんとなくわかる


○語りかけ
・ものの名前をよく出すようにする


9~12ヶ月
○発達
・見る・聞くが同時にできるようになる
・ 雑音と人の声を分けられるようになる


○語りかけ
・大人と子供が共通のものに注意を向けた経験が長いほど子供の語彙は広がる
 ・文と 文の間に休みをいれて赤ちゃんが取り込む時間 を与える。
・引き続きゆっくりした大きめの声


1~1才3ヶ月
○発達
・集中して注意できる時間は 短いけど、 自分で選んだものなら集中してみられる。
・聞いた音を理解しようとしているとき、他の事ができない。
 回りが賑やかなときはがんばって音を理解しようとしているから、愛嬌なんかない場合が多い。


○ 語りかけ
・遊び方を指示しない。
・ 質問、指示は絶対 だめ。好きにさせてあげて。
×これはなあに?これとこれはどっちだと思う ?
・外国語を習ってると思って身ぶり手振りもつけてあげる


1才4ヶ月 ~7ヶ月
 ○発達
 ・ 熱中していないときならおとなの注意をむけたいものにも注意できる。
・どこから来た音なのかはわかっていない


○語りかけ
・新しいおもちゃでも無理に注意を向けさせてはいけない。
・答えさせようとしてはいけない
・知らないことばがひとつだけの短文にする。
・たくさん繰り返してあげる。
・悪いことをしても否定のことばで「 やめなさい」っていうんじゃなくて (理解できないし、状況判断がむずかしいから)、その場から無言でひっぺがすくらいでいい。
・本は見たいものだけ見せてあげればいい。


1才8、9ヶ月
○発達
・視力が大人並み
・ごく近い未来がわかる。


○語りかけ
・意味のわからない単語の羅列には、文で返してあげる
少し膨らまして返してあげるとより良い。
・おとをまねさせない、直さない。
・気持ちについての会話が始まる
・子供の 注意を親の意図で変えさせようとしない .
・ 子供が言いたがっているだろうなということを言ってあげる .
・本をいっぱい見る
・テレビは見るなら30分程度、一緒にみてあげることが原則

 


2才
 ○発達
 ・ 条件が整えば大人の指示に従える。
→なにかやっているときには全く聞こえていない。
・子供の注意はひとつの感覚にしか向けられない。
・他人の感情・考えがわかるのは4、5才


○語りかけ
・実況放送がメイン
・子供が一番学習するのは子供が選んだものにおとなが合わせてくれた時
・大人があそびに参加する時は、子供が助けてほしくてこっちを見てきたとき
・指示はしない
・こどものいったことがわからないとき、理解できないとき(発音的な問題で) は ききとれないのは大人のせいだと思わせる必要がある .
まずは「そうだよね、そうやんな」で受け止めてあげる .
次に、 短い文で何度も言い直してあげる。ついて言うようにはしなくても良い .
・今日した経験を順を追って話してあげて、なにをしていたのか思い出させてあげると記憶の整理になる。


・ひらがな、数字などの文字や知識をあとで 役に立つからって教え込む時間にしないようにする。
絵本の 読み方は教えてはいけない。
・テストになるような質問はダメ。
おかあさん自身も答えがわからないものなら良い


3才~4才
○ 発達
・なにかをやっていても注意を移せる。ただ少し時間はかかる。
・日常会話についていける


○語りかけ
・言葉の繰り返しが続くとき、チックかと思って心配になるかもしれないけど、 頭のなかで 考えていることが集中している証。
・話すときに文の長さを 気にしなくても良い。

 

■感想
赤ちゃんの言語 の発達に必要な要素、環境を発達とあわせて教えてくれる本。
特に知らなかったところは、私たちにとっては普通でも赤ちゃんにはできないことが意外といっぱいあるってこと。
例えば
・目と耳を同時に使えない0 ~8ヶ月
・ 雑音と人の声を聞き分けられない。0~8ヶ月
・集中して長い間見る・聞くができない0~1才
・どこから来た音なのかわからない。
・ごく近い未来がわからない0~1才8ヶ月
・気持ちについての言語化ができない0~1才8ヶ月
・他人の感情・考えがわからない0~4才
・長い文 ,ひとつの文に多くの単語 が入っていると理解できない。0~3才
 
この辺を理解してないと、無駄にあかちゃんにイライラしたり無駄なことを期待してしまいそう。
言葉を操ることって大人になるまでには獲得できる能力なのかもしれないけど、小学生くらいのときには結構影響がある事だと思う。 小学校で失われた自尊心はその後の人生を送るときに基本的な考え方に影響が出ちゃうところだと思うから知ってて損はない内容だったかな~
ただ、思ったより結構本が分厚かった・・・